訳本「ヘルシープログラマ」を読む

訳本「ヘルシープログラマ」を読む

以前、「The Healthy Programmer」を読んだ話を書きました。この夏にその邦訳の「ヘルシープログラマ」が出版され、僕のブログ記事を見ていただいた訳者の玉川竜司さんに献本いただいたので、今もう一度日本語で読み返しています。

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内容としては、普段座りっぱなしのプログラマ向けに健康を考えましょう、という主旨の本です。

プログラマは生産性を上げることが仕事の一部なので、普段から仕事の障害と思うものに対してセンシティブな方だと思います。

ずっとイスに座ってプログラム書いてると腰が痛くなって生産性が下がる。そのとき腰の苦痛を解消するために10万のイスを買ったりとか対症療法的な解決をしてしまいがちです。けど、そういう手段には当然ながら限界がありますよね。

かと言って今度は漠然と、運動しよう!とかいってフルマラソン走ったりする人もいるけど、それで逆に体を壊しても意味がないです。

そこでヘルシープログラマでは、もっと長期的な視点で無理なく健康を維持することで生産性を落ちないようにしようという提案をしています。特に、あまり「運動」に含まれそうにない「散歩」が生産性の維持に与える効果を説明してとてもおすすめしています。

と言っても、振り返ってみて実際に自分の生活に活かせているかというと難しい…。

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活かせている点は、以前のブログ記事を書いたときにエアロバイクを買って机の隣に設置したので、ちょっとしたスキマ時間に乗ったりしています。git pushしてTravis CIが回ってるのを待つ間に画面見ながら乗ってみたりとか。

一方で全く活かせてないところは、家の外に出る機会がほとんど無くなっていることです。それどころか、集中力を持続させるために部屋の移動すら少なくしようと、机の周りで何でも済ませられるようにしてみたり。最近はお茶を汲むためのインタラプションを少しでも軽減するために電気ポットを移動したり、安易に対症療法的な解決をしてしまっています。もっと歩いたほうが血の巡りも良くなって頭の働きも良くなるかもしれないのに。

引越しをしてから、以前は良くしていた散歩も全然しなくなっています。家の環境を良くしすぎなのと、家が大通り沿いであんまり外に出たくないなーっていう心理的な障壁が問題な気がしています。

本を頂いたおかげで良い振り返りの機会を得られたと思います。こういうとき、「ヘルシープログラマ」自体が全然説教臭くないので、変にひねくれずに素直にまた改善しようという気持ちになれるのも良いですね。

近くにいくつか公園もあることだし、これを機会にせめて一日20分程度の散歩を日常に取り入れたいものです。

ヘルシープログラマ ―プログラミングを楽しく続けるための健康Hack

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